京都芸大はこんな学校

京都市立芸術大学は日本で最も長い歴史を持った芸術大学です。明治13年の創立当初から日本の芸術を牽引する存在でした。少数精鋭で行われる授業と制作に打ち込める環境が整っており日夜多くの学生が新たな表現を模索するべく研鑽を積んでいます。

京都芸大の入試

特色

京都芸大の入試は美術学部全体に同じ内容の試験が出題されるところに特色があります。他の多くの国公立大学は油画専攻なら石膏デッサンと油絵、デザイン専攻ならデッサンと色彩構成というように各専攻分野ごとに専門性を問う内容の試験が行われることが多いです。京都芸大では入試段階で専門性を問わず、どの分野でも必要な描いたり作ったりする表現全ての根本になる造形の基礎と美感が問われる内容で出題されます。

実技と学科の配点

描写・色彩・立体(各250点満点、合計750点満点)とセンター試験の点数(美術科・工芸科500点満点、デザイン科700点満点)の合計で合否が決まります。実技でたくさん得点して合格する人もいれば、学科で多く得点する人もいます。合格者の実技と学科の得点比率は様々です。しかしながら実技試験はかなりシビアに点数がつくため一般的にはセンター試験の得点は6.5割が合格の目安と言われています。

描写

試験時間は4時間です。各自にモチーフが配布され、構成から考え描きます。すでに組まれたモチーフを描く場合とは異なり、自分の作品を構成から考えて完成させる意識が求められます。ごく身近なモチーフが出題されることが多いので日頃から日常生活の中に美を発見する観察眼を養いましょう。

色彩

試験時間は3時間です。年によって画面サイズや出題内容が異なります。幅広く絵画やデザイン・工芸に興味関心を持って研究する必要があります。近年の出題だけを見てもモチーフを観察することや、言葉からのイメージ、素材を貼り込んで表現するなど出題は多岐にわたり、2013年度以降、それまで実施されていた透明水彩絵の具での着色写生の出題がなくなり、色彩課題は2課題から1課題となりました。そのため、モチーフを観察して描いたり、絵の具をにじませるなど水彩的な扱いを求める出題の場合もあります。

立体

試験時間は3時間です。出題される材料は紙や粘土、スチレンボードなど多岐に渡ります。さまざまな材料に触れ、特性を見極めて加工する練習が必要です。以前は試験時間が4時間でしたがその頃から比べると作品サイズは若干小さく与えられる材料の量も少なくなっています。出題内容に応じて明快に答えていけるよう、普段から立体作品はもちろんプロダクトを含めて身の回りのものに興味を持って研究していくことが大切です。

大阪美術学院なんばアトリエでは、描写・色彩・立体のバランスを重視しています。もちろん得意科目はさらに伸ばしていき、総合的に学ぶことで京都芸大の入試に対応した表現力、造形力を養います。

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